CHAOS;CHILD
<基本情報>
- ゲーム名:CHAOS;CHILD
- ブランド名:5pb. 様
- 発売日:2014年12月18日
- ハード:Xbox One
- 移植:Windows、PS4版、PS3版、PSVita版など
- 対象:15〜18歳以上
- 企画/原案:志倉千代丸
- メインシナリオライター:梅原英司
- メインキャラクターデザイン:ささきむつみ
- エンディング:それぞれのヒロインルートとノーマル&TRUE END
- プレイ時間(目安):(既読スキップ駆使して)25時間ほど
キーワード:妄想、事件
<あらすじ>
※公式ページより
渋谷地震と呼称される震災から6年後の西暦2015年10月――
復興中の渋谷で奇妙な事件が続発する。
ネット生放送中に視聴者の前で謎の死を遂げる者。
ストリートライブ中に歌いながら死にゆく者。
ラブホテルの天井から吊られ回っている死体。
人々は気づき始めた。
事件の発生日は6年前の渋谷を騒がせたとある事件の日付と一致する。
――そう、これはニュージェネレーションの狂気の再来なのだと。
ただ、――ひとつだけ違う点がある。事件の現場に残されている謎のシール。
不気味な力士を模したようなシールが事件のカギになることを、まだ誰も知らない。
暗躍する300人委員会。
覚醒しつつある妄想具現者たち。
彼らの”胎動”により妄想の扉が再び解き放たれる……
<レビュー>
総合評価: 88点
物語ジャンル | 感動 | 鬱/残酷 | 死生観 | trueEND | 萌え |
恋愛 | SF | 学園/部活 | 仲間/絆 | 戦い/争い | |
話評価:89点 |
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前作であるCHAOS;HEADとかなり世界観を共有していますが、今作のほうがより完成度が高く、うまくまとめられていた感じがありました。基本的には猟奇殺人事件が発生し、それを主人公たちが解明しようと動くわけですが、次々と新たな要素や謎が発生し、飽きることなく一気に読み進めてしまいます。終盤に進むにつれ物語の全体像が見えてくるわけですが、ヒロインルートによって見え方が変わってくるのも面白かったです。あるヒロインルートの終盤や、TRUEルートでは今までの「常識」をひっくり返すような新事実が判明し、しかしその事実によって、次々と今までよくわからなかったことがパズルのようにはまっていく…二重三重にもひっくり返っていき、そのたびに全体像がどんどんはっきりしていって、謎が解けていく。この展開はとても面白く感じました。 また各ヒロインルートは本当に個性が出ていて、方向性が色々あるのですが、それぞれちゃんとした物語の終わりがあって読みごたえがありました。なかなか感動的な話もあったりと、いい意味で期待を裏切られました。 キャラの個性や猟奇的殺人、妄想拗らせてる主人公…と人を選ぶところは依然あるのですが、前作のCHAOS;HEADよりはだいぶ丸くなっていますので、万人にお勧めする良質な物語になっていると思います。 |
絵:16/20 |
絵は可もなく不可もなくといったところです。表情はコロコロ変わってかわいいです。一枚絵もきれいでした。 |
キャラ:9/10 |
魅力的なたくさんのヒロインたちはもちろん、それ以外の人々もバラエティ豊かで良かったです。主人公も妄想拗らせてますが、いいキャラでした。 |
BGM&歌:8/10 |
いとうかなこさんの楽曲。安定感があります。BGMは特記なしです。 |
演出&システム:9/10 |
妄想トリガーはいい感じですが、相変わらず回数は多いですね。その他演出もより磨きがかかっている印象でした。 |
〜感想〜
CHAOS;HEADの続編にあたる今作、是非CHAOS;HEADからのプレイをお勧めします。そっちを先にプレイしてからでないと、何気ない関連性に気付けない可能性もありますので!
全体的な流れも良く、前作よりも楽しむことができました。Trueルートまで是非プレイしてほしいと思います。
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