Summer Pockets
【注意】本サイトでは、ネタバレは一切含んでおりません。
<基本情報>
- ゲーム名Summer Pockets
- ブランド名:Key 様
- 発売日:2018年6月29日
- ハード:PC
- 移植:現在なし
- 対象:全年齢
- 原案:麻枝准
- シナリオ:新島夕 / 魁 / ハサマ
- メイン原画:Na-Ga / 和泉つばす / 永山ゆうのん
- エンディング:それぞれヒロインとTRUE?
- プレイ時間(目安):25時間ほど
キーワード:夏休み、???
<あらすじ>
※公式ページより
亡くなった祖母の遺品整理のために夏休みを利用して、
鳥白島にやってきた主人公の鷹原羽依里。
祖母の思い出の品の片付けを手伝いながら、
初めて触れる「島の生活」に戸惑いつつも、順応していく。
海を見つめる少女と出会った。
不思議な蝶を探す少女と出会った。
思い出と海賊船を探す少女と出会った。
静かな灯台で暮らす少女と出会った。
島で新しい仲間が出来た――
この夏休みが終わらなければいいのにと、そう思った。
<レビュー>
総合評価: 96点
物語ジャンル | 感動 | 鬱/残酷 | 死生観 | trueEND | 萌え |
恋愛 | SF | 学園/部活 | 仲間/絆 | 戦い/争い | |
話評価:96点 |
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いやー、素晴らしかったです。正直ネタバレなしでどこまで伝えられるかは微妙ですが、かける範囲で書きたいと思います。
序盤はオーソドックスなつくりで、一日一日好きなキャラや場所を選んでエピソードが進んでいきます。もちろん今作もKeyらしいクスリとしてしまうギャグも散りばめられながら、各ヒロインのルートに入っていきます。それぞれの個別ルートに関してもかなりのレベルだと思います。Kanon、AIR、CLANNAD、リトバスとやってきた方からすれば、なんとなくそれらの片鱗をうかがわせるルートもあるでしょうが、その想定を超える結末になっていると思います。個人的には紬ルートは特にやられましたが、他のルートも感心しきりでこの辺は個人差の範囲でしょう。 そしてTRUEのようなシナリオに入っていくわけですが、まぁこの子がメインになってくるんだろうなというのは少し読めると思います。ただ、ここからはまさにKeyの独擅場。見せ方からもっていきかたから周りの人たちから、これでもかと感動がわいてきて、最後は本当に涙が止まらない、感動が胸からあふれ出るような状態になっていました・・・ほんとみんな「やさしい」んですよね・・・こんなにも胸がつまったのは、やはりKey作品以来だったかもしれません。 あとは今作は感動はもちろんですが、それ以外にも魅せてくれる要素がありました(ネタバレになるので書きませんが)。なるほどな〜と感心してしまったところもあります。また「夏休み」というテーマも非常に今作では意識されていて、大人になって各々の思い出がある人からするとより胸に刺さるのではないでしょうか。自分も自分の「夏休み」を思い起こし、「子供の頃の、時間が無限にあると思った夏休み」を懐かしく思ってしまいました。 そしてKey作品全般に言えることかもしれませんが、正直細かいところでは「どうしてそんな都合よく行ってんだよ」と思う点もあります。しかしそんな些細なことはどうでも良いと思わせてしまうくらい、圧倒的なあふれる「愛情」、優しすぎる世界にいつもやられてしまいます。そこがKeyのすごいところであり、真骨頂なのだと思っています。これぞKeyと胸をはって言える、最高の一作品となっていると思います。 |
絵:18/20 |
背景、CG、立ち絵と全体的にハイレベルの印象を受けました。いちいち綺麗でした。 |
キャラ:10/10 |
キャラの濃さでいうと、今までのKey作品と比べるとおとなしめかもしれませんが、魅力的な意味では十分でした。うみちゃんと紬が個人的には一押しです。 |
BGM&歌:10/10 |
BGMは言わずもがな、耳に残る印象的なものばかりでした。今もバックでBGMかけてます。歌はやはり「アルカテイル」が一番お気に入りです。あと声優さんも皆さんとてもあっていて、素晴らしかった。 |
演出&システム:8/10 |
基本は読み進めるだけですが、卓球のミニゲームや島モンファイト、称号など楽しめたりやり込める要素まであります。 |
〜感想〜
「Keyが帰ってきた。」「Keyは終わっていなかった。」こんな感想が目につきます。言い方はともかく、私もまったく同じ気持ちです…本当に素晴らしい作品をありがとう。この満ち足りた時間を、夏休みを、ありがとう。この何とも言えない胸の暖かさ、余韻をありがとう。感動を、ありがとう。まだまだこんなにも素晴らしい作品に出会えるんだなと、本当にうれしかったです。ぜひ、皆さんも体験してみてください!この清々しい気持ち(語彙が少なくてこうとしか表現できませんが)が体験できる場は、なかなかないと思います。
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