ルートダブル -Before Crime * After Days-
<基本情報>
- ゲーム名ルートダブル -Before Crime * After Days-
- ブランド名:イエティ 様
- 発売日:2012年6月14日
- ハード:Xbox360
- 移植:Windows、PS3、PS Vita
- 対象:15歳以上
- 原案・監督・プロデューサー:中澤工 先生
- 原画/キャラクターデザイン:みけおう 先生
- エンディング:大きく分けて4つのルート、それぞれ複数エンディングあり
- プレイ時間(目安):20〜25時間ほど
キーワード:原子力施設事故・・???
<あらすじ>
※公式ページより
西暦2030年9月16日 午前6時19分。
『鹿嶋研究学園都市』の郊外、湖畔にそびえ立つ、巨大な科学研究施設『ラボ』にて、
『事故』、発生……!
かくして、ラボの地下に9名の男女が閉じ込められた。刻一刻と死が蝕んでいく世界。固く閉ざされた出口。
頻発する不可解な現象。多くの謎。そして……閉鎖空間の中で発生した、猟奇的な大量殺人。
この超極限状態から抜け出す鍵(ルート)は2つ――
ラボの中で記憶を失ったレスキュー隊の隊長――笠鷲渡瀬。渡瀬の視点で繰り広げられる、9時間の脱出劇。
ラボに閉じ込められた高校生――天川夏彦。夏彦の視点で追想される、事故発生までの6日間の軌跡。
二人の思惑、二つの記憶が重なるとき――すべての真相が明らかになる。
果たして、9名全員が無事生還できる道は、残されているのか?
<レビュー>
総合評価: 88点
物語ジャンル | 感動 | 鬱/残酷 | 死生観 | trueEND | 萌え |
恋愛 | SF | 学園/部活 | 仲間/絆 | 戦い/争い | |
話評価:92点 |
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あらすじを読んでいただければわかる通り、まずはこの作品は絶体絶命の状況が作られています。これと対比するかのような日常に近いもう一つのルートと両方を読んでいき、その後真相が明らかになっていくという作りです。この辺りは非常に良かったですね〜片方はひたすら脱出せよ!で、片方は伏線がちりばめられた日常風景で、明確に分かれていることでギャップがうまくできています。そのうえで実はその二つは…といった感じでまとまっていくのは、素晴らしい構成だったと思います。 話の内容としては、ネタバレ避けると説明するのが難しいのですが、ただキモとなる部分はそう来たか〜という感じでした。ちょっとぶっ飛んでいる感じはありますが、ただそれなら膨大に膨らんだ世界観をちゃんと一本の道にはのせられてはいました。あまり「驚きの展開が!?」という感じではなかったですが、世界観は非常に練られていて、そこはとても楽しめましたのでよかったと思います! あとは今回は前述の通り二つの視点があることがポイントなのですが、そのようなシステムがシナリオとリンクしているところも、うまいなぁと思いました。これ以上は言えないですが…。 |
絵:17/20 |
みけおうさんの絵はかわいらしさ満載で、個人的に大好きです!今回は一般ADVの分野でこの絵を見れてよかったです。 |
キャラ:9/10 |
9人のキャラ+αいますが、どれも魅力的なキャラばかりです。ちなみに私は悠里がお気に入りですね♪ |
BGM&歌:7/10 |
歌に関しては、あまり印象に残ってないですね〜BGMも普通にいい感じ。 |
演出&システム:9/10 |
システムとしては公式サイト参照いただければと思いますが、よく考えたなぁと感心します。そしてそれらがシナリオとうまくリンクしている点も、演出としてうまく表現されていると思いました。 |
〜感想〜
発売当時、個人的に非常に楽しみにしていて、わざわざXbox360を友達から借りて一気にプレイしましたね〜あまりこの作品は知名度が低いみたいで…話のトリックというか、流れは見事なんですがだからと言って知名度があがるとは限らないみたいですね…埋もれた傑作といったところでしょうか。
あらすじ読んでいただいて、これはいいじゃない?と思って頂ける方ならやって損はないと思います。今はPC版ベストとかが安く手に入るみたいなので、なおさらやっていただきたいですね!
あと個人的な蛇足ですが、「Ever17」の生みの親の一人である中澤工さんと、数々のかわいいエロゲで原画を担当されてきたみけおうさんということで、夢のようなコラボで本当にうれしかったです!今後ともお二方の活躍を追っていきたいです。
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