シンフォニック=レイン
<基本情報>
- ゲーム名:シンフォニック=レイン
- ブランド名:工画堂スタジオ 様
- 発売日:2004年3月26日
- ハード:Windows
- 対象:全年齢
- 企画・原案:貝阿弥範明
- 原画:しろ
- エンディング:それぞれのヒロインルート+様々なルート
- プレイ時間(目安):25時間ほど
キーワード:雨・、???
<あらすじ>
※公式ページより
雨が止むことなく降り続ける街ピオーヴァは、音楽家を夢見る若者達が集う、音楽の街でもありました。
クリス=ヴェルティンは、恋人のアリエッタが暮らす生まれ故郷の田舎街から遠く離れ、
彼女の双子の妹トルティニタと共に、街のシンボルであるピオーヴァ音楽学院に通っていました。
魔導奏器フォルテールの奏者、フォルテニストになることを目指し、
クリスがこの街に来てから2年以上の月日が流れ、季節は冬……。
あと数ヶ月で卒業を迎えるクリスは、フォルテール科の卒業課題として、 一月半ばの発表会で、
歌唱担当のパートナーと共に、 オリジナル曲を合奏しなければなりませんでした。
しかしクリスは、未だにそのパートナーさえ決めようともせず、ただやる気のない毎日を送り続けていました。
週に一度届く恋人からの手紙と、
この街に引っ越して来たときに出会った部屋の居候、身の丈10センチほどの小さな音の妖精フォーニが、
彼の世界のすべてでした。
雨――いつまでも、止むことなく降り続ける雨。
雨音が奏でるメトロノームにのせて、魔導奏器フォルテールの音色を響かせましょう。
クリスの奏でる音色と、音の妖精フォーニの歌声が重なり、響き渡る時、
何かが起こるのでしょうか?
……さぁ、妖精の歌を奏でましょう。
<レビュー>
総合評価: 92点
物語ジャンル | 感動 | 鬱/残酷 | 死生観 | trueEND | 萌え |
恋愛 | SF | 学園/部活 | 仲間/絆 | 戦い/争い | |
話評価:91点 |
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この作品は、雨がしとしと降り続く中の何とも言えない雰囲気が素晴らしいです。しろさんの絵と非常にあっていていいですね。お話の内容としても暗い話が中心ですが、心が温かくなるものもあります。
ただなんといっても最後に明らかになる真実がすごいです。そうきたかと思ってしまいました。またクリア後に考察を読んだのですが、そこでもまたこの作品全体に隠されたメッセージがあったことに驚きました。本当は自分でそこまで読み取れればよいのですが、それでもこれは圧倒的だなと脱帽してしまいました。単なるくらい物語では終わらない、深い魅力がこの作品にはあります。 |
絵:17/20 |
絵はしろさんですが、吸い込まれるような落ち着いた魅力がありますね。しかもこの作品にはどんぴしゃりとはまっております。 |
キャラ:9/10 |
落ち着いた感じのヒロインが多いですね。それもまたこの作品とマッチしていて良かったと思います。 |
BGM&歌:11/10 |
歌は岡崎律子さんが作られた楽曲になっています。岡崎さんの楽曲は多くの方に愛されていますが、この作品はまさに岡崎さんの音楽が詰まった作品といっていいと思います。是非楽曲にも注目して、ストーリーとのハーモニーを感じていただきたいと思います。 |
演出&システム:8/10 |
演出は作品全体の雰囲気を作るうえで重要ですが、素朴な感じが逆に本作にはあっていたと思います。また音ゲーのようなタイミングよく音を合わせるミニゲームも良かったです。 |
〜感想〜
いや〜本当にこの雰囲気と、楽曲と、そしてこのストーリー…奇跡的にすべてがそろっているかのようです。この感覚は、なかなか他の作品では味わえないのではないでしょうか。
ただ正直今作は埋もれてしまっていますよね〜この雰囲気凄い好きなのですが、なかなか非18禁となると知名度上げるの厳しかったのでしょうか。とは言っても、逆にこの作品に18禁シーンが必要かと問われれば、少なくとも作品が出た後の今となっては不要であったと答えますね。これはこれで良かったのだと思います。ということでここまで読んでくださった皆さんは、この機会にぜひプレイしてみてください!
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