神様のゲーム −監禁された6人の男女−
<基本情報>
- ゲーム名:神様のゲーム −監禁された6人の男女−
- ブランド名:Xuse 様
- 発売日:2017年1月27日
- ハード:Windows
- シナリオ:クロ 先生
- 原画:刃天 先生
- エンディング:一本道
- プレイ時間(目安):20時間ほど
キーワード:デスゲーム
<あらすじ>
※公式ページより簡略化
全ては、神の暇つぶしから始まった――
突然、見知らぬ部屋に閉じ込められた、主人公・桐山一馬と5人の女性たち。
一方的にゲームへの参加を要求する神。
しかし、拒否すれば――殺される。
生き残るために、殺し合うのか――
生き残るために、助け合うのか――
善人だらけのデスゲームが、いま始まる。
<レビュー>
総合評価: 81点
物語ジャンル | 感動 | 鬱/残酷 | 死生観 | trueEND | 萌え |
恋愛 | SF | 学園/部活 | 仲間/絆 | 戦い/争い | |
話評価:86点 |
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私はいわゆるデスゲームもので、物語のカギを握るのはいかに"ルール"がしっかり作られているかだと思っています。あらすじのページにある"ルール"を見て、皆さんはどう思われたでしょうか?神の勝手でルールが変更される余地があったり、性行為でポイント補給できるから、女たちと性行為し放題・・・というような中学生の妄想のような、レベル低い感じがしなかったでしょうか?正直最初自分はそう感じて、本作の購入をスルーしていました。しかし評判良かったので半信半疑のままプレイしてみたのですが…結果から言うとすごく良かったです…! というのもまず、キャラの数が多すぎず少なすぎず絶妙で、それにより全員の思いや性格、生活環境や背景など丁寧に明かされることでキャラクターみんなに愛着がわいて感情移入できました。デスゲームですが、とても深い思いが交錯していてハートフルな作品でした。思わず感動するシーンも… さらには登場キャラクターが(デスゲーム作品ってやっぱり悪の塊みたいな人も何人かいたりするわけですが)基本みんないい人であるというところもポイントだったと思います。本当だったらこんなにいい人ばかりなら殺し合いなんて起きるはずがない…でも実際は…というところが、シナリオの展開運びのうまいが故に違和感なく進んでいけたのだと思います。自然にゲームに引き込まれていく感じが良かったですね!あとは伏線がばらまかれ、回収されの繰り返しで常にハラハラどきどき続きが気になる展開だったのも良かったです。 とここまでならいいのですが、一点、されど結構大きめの減点なのが、最後の終わり方ですね・・・自分は「え?終わり?」とつい口に出してしまったほどです(笑)ま、あれでも終わっているといえば終わっているのですが、あそこまで引っ張っておいてそこは全く触れないのかい!と思てしまいました。あとは終盤ラスト近くの展開は少し強引というか、今まで素晴らしかったのに息切れしている感じも否めませんでした。 まぁそうはいっても結局のところ、予想以上に熱い&感動の展開で楽しめたのは確かでした! |
絵:13/20 |
絵に関しては、ちょっと表情がおかしいように感じたり、体のバランスも違和感あったりしました(個人の感じ方の違いかもしれませんが)。また背景も種類少なかったりと、全体的なクオリティーもお世辞にも高いとは言えないと思います。 |
キャラ:9/10 |
キャラに関しては話評価のところでも触れましたが、非常に生き生きと表現されていて良かったです。 |
BGM&歌:7/10 |
BGMは普通ですね。歌もあまり耳に残りませんでした。 |
演出&システム:6/10 |
システムは最低限。演出も特になく、CGは出るだけです。 |
〜感想〜
いや〜まさかあの"ルール"でこのような作品ができるとは思っていませんでした!絵やBGM・システムなどを見ると、全体的な完成度は高いとは言えませんが、ストーリーに関してはそこを目をつぶってでもぜひやってほしいレベルの高さだと思います。
余談ですが、個人的にデスゲーム系のお話好きでして、こうやって面白い作品が生まれてくれるのはうれしかったですね。続編出せるような終わり方でもありましたから、ぜひ希望したいところです!皆さんも是非プレイしてみてください!
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