ぼくの一人戦争


ぼくの一人戦争

<基本情報>

キーワード:

<あらすじ>

※公式ページより

『最期の独りになるまで、この戦いは終わらない』

恋人の犬塚るみが、抜き身の日本刀を振って、そう言った。
ある穏やかな春の日、里見永治が知っている海辺の田舎町は世界を一変させた。
通い慣れた学園に暴力的な緊張が張り詰め、悪意をもった“敵”の姿は目に見えず、しかし確実に迫ってくる。
少年少女たちは大切なものを守るため、それぞれに武器を手に取った。それは、最期の一人を作らないようにするための、心優しい戦いだった。
極限の運命にもてあそばれた二人を描いた、感動のヒューマンドラマ。

<レビュー>

総合評価: 評価 79点

物語ジャンル 感動 鬱/残酷 死生観 trueEND 萌え
恋愛 SF 学園/部活 仲間/絆 戦い/争い

話評価:評価78点
まずあらすじを読んでみてください。いいですね〜ワクワクしますね。姿の見えない敵!?心優しい戦い!?極限の運命にもてあそばれる!?そもそもシナリオライターが数々の名作を生み出してきたるーすぼーい先生。これはプレイせざるを得ないと発売日にGETしてプレイしました。序盤はちょっと唐突感は否めないものの、確かに姿の見えない敵が来て戦いが起きます。うーん、なかなか大胆な設定だ、まぁこれは今後しっかり説明され、秘密が隠されていて、さらなる怒涛の展開が待っているのだろうと期待しながらプレイを続けます。ここまでこれでもかと期待が積み重ねられましたが、残念ながらその期待を十分に満たすほどの展開は起きなかったといわざるを得ません。
というのも最大の理由としては、戦うフィールドが展開されるのですが、それはそもそもどういう仕組みで発生しているのかとか、それはなんなのかといった部分の設定があいまいで、言葉はあれですがほっといたまま終盤クライマックスまで行ってしまったことがあげられます。その他いろいろな部分で消化不良な感じが否めません。もっと深く掘り下げて設定していれば面白いんじゃないかと思う要素を放置していますね〜
あと、やはり過去の自身の作品を意識したのか似たような見せ方がちらほら見受けられましたが、正直「どうせあれしたいんじゃないの?→あ、やっぱりか(笑)」という感じでキレがなかったですね…ちょっと期待して身構えすぎたかもしれませんが。
最後のクライマックスシーンもこまけぇことはいいんだよ、愛だぞ、友情だぞ〜!みたいになってて…散々できないって言ってたでしょという…それだけはやってほしくなかったですねぇ
ただもちろんるーすぼーい先生らしいさは健在で、そこは懐かしくて良かったですね〜それだけにもっと時間をかけて育ててほしかった惜しい気持ちがあります。
絵:17/20
絵に関しては文句なしのきれいさです。ただ全体的な量は短い作品ですし、ルートもるみのみなので控えめです。立ち絵のクオリティーは高いですね、るみかわいい!背景もとてもよく書けていて、美しいです。
キャラ:7/10
キャラに関しては、るみはかわいいしいいのですが、他のキャラは引き立て役といった感じ。謎の老人も、生かしきれてないですね〜
BGM&歌:9/10
メインのBGMが素晴らしいですね〜他もBGMは美しい感じ。歌に関しては、すべていいです。OPの桜川めぐさんの歌うsacrifice Loveはかなり名曲かと。
演出&システム:7/10
戦闘シーンとかもっと派手にやるのかと思いましたがそこまでではないですね。システムも普通です。

〜感想〜

正直当時はかなり期待していて、待ちに待ったという感じでしたが、結果からいうと残念でしたね〜有名なシナリオライターさんが次々にアニメやラノベの方に移ってしまいっている中、るーすぼーいさんにはぜひ頑張っていただきたかったので…ただ、エロゲも売り上げが伸び悩む中、思うように制作させてもらえてないのかもしれないですし…難しいところですね。

まぁでも車輪とG線、偉大な二作を作り上げたあかべぇそふとつぅさんなのですから、まだまだ期待しております!次回作は是非とも完成度の高い作品を世に出して、まだまだエロゲも楽しいぞ!というところを見せていただきたいです!

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