ヒトナツの夢

＜基本情報＞

ゲーム名：ヒトナツの夢
作者サークル名：（猫）milkcat　様
リリース：2005年8月
対象：全年齢
ボイス：あり
エンディング：サブヒロインルートとメインルート
プレイ時間（目安）：4時間ほど
ダウンロード先：ベクター様

ジャンル：感動/恋愛
キーワード：学校・霊

＜あらすじ＞

※公式ページを参考に、改変

学園祭を二日前に迎えた海鳴高校。
須貝俊樹は学園祭の準備のため登校し、そこで去年学校の屋上から転落事故で他界した子の霊が出るとのうわさを耳にする。しかしそんな噂気にもせず、屋上へ辿り着いた彼は、三つ編みの小柄な少女にであう。
時々、どこか儚い雰囲気を漂わせる少女の名前は葉月瑞菜。
他人が苦手で、親しい友人以外とは距離を置く俊樹。仲間と居るより、ひとりで居る事を好む瑞菜。
そんな、どこか似ているふたりの一夏が、黄金色に染まった屋上から始る―。

―　願わくば、ふたりに幸せな目覚めを…　―

＜レビュー＞

総合評価:

ストーリー：S	絵・演出・BGM：S
・王道感動系ながら程よいボリューム・それでいて感動のツボが詰まっている・クライマックスも後読感も素晴らしい	・キャラクター絵はかわいらしい・夕焼けの背景がきれいで、雰囲気が出ている・イベントCGも良く、言うことなし

～はかなく悲しいヒトナツの夢物語～

記念すべき最初のレビューですが、私が最初にプレイしてこの世界にはまるきっかけとなった作品を紹介したいと思います。当時は面白いお話でキャラがかわいいものを探していて、フルボイスということもあり、まずはこれをやってみようと軽い気持ちでプレイしていましたね～

お話自体はいわゆる感動ものの中でも比較的王道で、複雑で濃厚な話ではありません。しかしながらわかりやすいうえに複数の感動のツボは抑えていて、本当に感動恋愛ものとして過不足ないお手本のような作品だと思います。だからこそ自然に読めて心地よい感動に包まれることができるんだと思います。自分も序盤から終盤まで一気にプレイして涙腺崩壊していました…悲しい話ながらも優しい世界で、後読感もよく暖かい気持ちにさせてくれます。だらだら長く続かないのも良い点ですね。

キャラ絵や背景もきれいで夕焼けや夜になる演出も印象的。イベントCGもきれいだし量もあります！フルボイスは棒演技ってことはないですし、ＥＤにはオリジナルの歌もかかります。システム面も十分すぎる出来。完成度高すぎです。攻略キャラは一応サブキャラが一人いるのですが、メインヒロインのお話がほとんどです。