彼女の嘘の止まった世界
<基本情報>
- ゲーム名:彼女の嘘の止まった世界
- 作者サークル名:鈴木ゆうう 様
- リリース:2012年10月
- 対象:全年齢
- ボイス:なし
- エンディング:一本道
- プレイ時間(目安):1.5時間ほど
- ダウンロード先:ふりーむ 様
ジャンル:世界観
キーワード:時間ループ
<あらすじ>
※ダウンロードページより
佐伯翔は朝起きると、昨日過ごしたはずの7月21日がまたやってきていた。
そして、それは翌日も、翌々日も…
翔は無事7月22日を迎えることが出来るのか??
<レビュー>
総合評価:
ストーリー:B | 絵・演出・BGM:A |
---|---|
・短めだがしっかりした物語構成 ・後半一気に真実が明らかに ・好みの問題もあるが、ラストはあれでよかったのか… |
・絵は短いわりにレベル高い&多い。 ・演出もいい。背景は可もなく不可もなく |
〜くり返される7月21日〜
今作はがっつりループもので短めですが、良く作られているこちらの作品をご紹介します。ループものって本当に世界全体がループしている場合と、いわゆる「作られた世界」といった仮の空間内でループする場合とありますが、これはどちらでしょうかね〜?
あらすじ見ていただければわかりますね。ガンガンループします(笑)なんかのラノベで1万回以上閉ざされた箱の中でループするという話がありましたが、そこまでではないですね。ただたった一日を繰り返すので、気が狂いそうになりますね…そんな中で、自分と同じようにループを気づいている人間を探しますが…
短めなこともあって、ネタバレ回避であまり語りませんが、終盤に差し掛かるころに一気に物語が動き、真相が明らかになっていきます。それはつらい現実も含むもので、主人公も選択を迫られます。そしてラストに向かうわけですが、そのラストがちょっと個人的にはう〜んという感じでした。というのも安直にあれを使っちゃってるなと。私があんまりあれを全面に出した物語を好まないというのもありますが、それにしても無理やりすぎるかな…とも思いました。
一方で立ち絵は短めフリー作品とは思えないほどの高クオリティーでキャラごとにしっかり作られてました。表情差分も多く、すごいの一言ですね。また演出もうまく絡めて表現されていました。完成度は短いながらも高いですね。
ということで、最後だけ個人的には肩透かしでしたが、それでも完成度の高いいい作品だと思いますので、プレイしてみてください。