箱庭のうた
<基本情報>
- ゲーム名:箱庭のうた
- 作者サークル名:タクティカルシンパシー 様
- リリース:2013年11月
- 対象:全年齢
- ボイス:なし
- エンディング:基本一本道
- プレイ時間(目安):10時間ほど
- ダウンロード先:ふりーむ様
ジャンル:世界観・感動3>
キーワード:学校
<あらすじ>
※公式ページより
夜の学校に現れるという『おばけ』のうわさ…
逢坂涼介は、忘れ物を取りに行った帰り、一人の少女に出会う。
少女の名は『佐藤ことり』。
無口で無感情な、変わった女の子…。
ことりは一ヵ月前の事故によって、記憶を失っているらしかった。
そんなことりはどういうわけか、毎夜学校に忍び込んでは、何かをしている様子。
彼女と仲良くなっていく中で、涼介は誰も知らなかった『真実』を知ることになる。
<レビュー>
総合評価:
ストーリー:SS | 絵・演出・BGM:SS |
---|---|
・とても完成度の高いシナリオ、世界観 ・世界観に関しては他にはない仕掛け、概念。素晴らしい ・展開も巧み。ラストも感動的で満足いくラスト |
・立ち絵・イベントCGともに膨大な数、表情豊かで、とても良く描けている ・背景もしっかり、BGMも丁寧に作られている印象 ・演出も含め完成度が高い |
〜これは終わってしまった世界を救うため…
ひとりきりで戦いつづけた少女の物語〜
このクオリティーをフリーで出されるとは、本当に脱帽してしまいます。すべての点で高レベルで、絶対おすすめな作品です。
今作の導入というか前作的なものとして、「牢獄の庭」という作品があり、ぜひ今作プレイ前にクリアしておいてください。今作ではそちらも巻き込んでの大作となっています。
物語は事故で記憶を失った少女と会うという、まぁよく聞く話から始まって、序盤はほのぼのとした日常シーンもあります。ただ『おばけ』のうわさとかちょっとした違和感が最初からあって、段々とそれが驚きの真実に近づいていきます。正直まさかあのような展開になるとは、他にあまり読んだことない感じで、うまいなぁと感じました。ラストへの展開も感動的でこれだけの内容をちゃんとまとめたのも良かったと思います。
またキャラの数も多く、立ち絵・CGともに良く描けており、量も多くて贅沢な感じでした。ストーリーだけでなく演出なども含めた完成度が高いのはプレイしていて楽しいですよね。相当手がかかってると思いました。
しつこいようですが、フリーであるもののフリーでいいのかと思ってしまうほどの、素晴らしい時間を過ごさせていただきました…とにかくプレイしていただきたい作品です!