ひとかた

スクリーンショット

<基本情報>

ジャンル:世界観・人間模様・感動

キーワード:時間ループ・伝奇

<あらすじ>

※公式ページないため、簡潔に

牛鬼という妖怪がすんでいるといわれる打追町に、主人公の護は、牛鬼の退治を依頼されてやってくる。
どうやら護ならば、牛鬼を退治することができるらしい。
護は調査を開始するが…

<レビュー>

総合評価: 評価ロゴ

ストーリー:SS 絵・演出・BGM:C
・もはやお勧めするまでもない、圧倒的なループ物の大作
・次々に明らかになっていく謎、一気に進む終盤
・そして衝撃の真実からラスト!感動です…
・立ち絵やCGはない。背景もほどほど。
・演出は良い

〜「ひとかた」〜

今回は2007年当時でも古めであり、しかしながら物語としては非常に評価の高かったこの作品を紹介したいと思います。ちなみに現在はアプリ版もあるようで、こちらの方は絵もついていて、きれいです。ただこのレビューは今でもダウンロードできる、PC版の方の解説となります。

フリーノベルゲームをし始めた当時の私は、フリーノベルゲームなら絵がないと…と思っていて、この「ひとかた」のように立ち絵やイベントCGがほとんど存在しないゲームは最初からプレイしておりませんでした。それでも、これだけはどこでも絶賛されているため、やっぱりやっとかないと…、なんていう義務感?からやり始めたのを覚えています(笑)しかしこのゲームをやって以降、絵がなかろうが下手だろうがプレイしだしたことは言うまでもありません。

序盤はゆっくりした展開でしたが、ループしだしてからはどんどん物語に引き込まれます。自分も長編ながら数日で一気にプレイしましたね。物語は主人公がやられると数日前に戻る、いわゆるループものなのですが、少しずつ変化していく、そして真相に近づいていく展開が素晴らしいです。また恋愛要素もあり、そこがまた本筋と絡み合ってきてよりハートフルな物語になっています。さらには終盤に明かされる驚愕の真実、それからのラストまで…「これはすごい…」とか思いながら、本当に楽しかったです。当時の衝撃は大きかったですねぇ…そして感動しました。いい話でした。

絵は前述のとおり期待できませんが、この作品はないものとして読んだ方がいいような気もします。システムは最低限といったところ。

とにかくお勧めです!本格的な伝奇もの、ループもの、そして・・・な展開がお望みの方、絶対やって損はないと思います。