うたわれるもの 二人の白皇
<基本情報>
- ゲーム名:うたわれるもの 二人の白皇
- ブランド名:AQUAPLUS 様
- 発売日:2016年9月21日
- ハード:PS3、PS4、PSVita
- 対象:全年齢
- プロデューサー:下川直哉
- キャラクターデザイン:甘露樹、みつみ美里
- エンディング:一本道
- プレイ時間(目安):50時間ほど
キーワード:、仮面・???
<あらすじ>
※公式ページより改変、前作「偽りの仮面」のネタバレを含みます。
新たなる戦乱の世を、己の知略とオシュトルの名声をもって乗り越えんとする新たなリーダー。
兄の意思を受け継ぎ感情を抑えハクのために尽くすネコネ。
仲間を失った悲しみに沈む仲間たち。
避けられぬ戦の炎が、今まさにエンナカムイを飲み込もうとしていた。
それはヤマト全土に広がる戦乱の幕開けでもあった。
<レビュー>
総合評価: 97点
物語ジャンル | 感動 | 鬱/残酷 | 死生観 | trueEND | 萌え |
恋愛 | SF | 学園/部活 | 仲間/絆 | 戦い/争い | |
話評価:97点 |
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うたわれるものという名作の続編ということで、私自身この名作を超えることができるのか、期待外れに終わるのではと不安もありました。しかしながらそんな不安は全く無意味であり、うたわれるものの冠を掲げるにふさわしい最高傑作に仕上がったのではと思います。 物語の流れですが、まず「偽りの仮面」のほうの序盤では、特に大きな混乱もなく、平和でのんびりとした雰囲気が広がります。様々なキャラと出会い、いわゆる日常シーンが多くキャラと親睦を深めていきます。中盤から少しずつ事態が動いていき、終盤では同時多発的に様々なことが起こり、物語は急速に動き出します。そして「偽りの仮面」ラストで今作で非常に大きな出来事・転換が起こります… そして「二人の白皇」では序盤からハラハラする展開が続きます。最初から厳しい状況下に置かれるわけですが、主人公の手で少しずつですが大きなうねりを作っていくわけですね。そして大きな戦が始まるわけですが・・・ これ以上は書けませんね(笑)まだまだ上記のところまででもやっと半分といったところです!その後も怒涛の展開が待っており、真実そしてラストに向けて一気に盛り上がっていきます。 それでは今作の素晴らしかった点ですが、まずはやはり圧倒的世界観とこの世界に住むたくさんのキャラクターでしょう。前作「うたわれるもの」も素晴らしかったですが、今作は前作のキャラもほぼ全員登場してきます!前作プレイヤーとしてはたまらないと思いますが、どのように今作にかかわってくるのかも楽しみにしていただきたいですね。また「うたわれるもの」シリーズの舞台世界の根幹についても様々な真実が明らかになっていきます。本当によく考えられているなと思ってしまう完成度だと思います。一部明かされてないところもありますが、そこは気になるほどではありません。本筋のところ、明かすべきところはしっかりと回収されていて素晴らしいと思いました。 その上で、主人公と仲間たちの成長物語という一面も持っています。それぞれがそれぞれの想い、信念をもって参加してきており、それぞれの物語がある。この点は本筋のストーリーにプラスして物語全体の良さを引き立てていたと思います。 さらにもうひとつ、今作は「男と男の友情・約束」というのが、もう一つのテーマであると思います。勿論主人公とクオン、ネコネなど女性陣とのつながりも魅力の一つです。が、最後までやっていただければわかると思いますが、振り返ってみると・・・泣けてきますよね・・・プレイしているときも彼らのシーンは涙が出てしまいましたよ… ということでネタバレなしで頑張って書いてみましたが、少しは今作の良さが伝わっていれば幸いです! |
絵:17/20 |
絵に関してはベテランの絵師さんのタッグで十分です。特に「二人の白皇」では数も多く、綺麗な絵が多かったように思います。 |
キャラ:11/10 |
よくもまあこれだけのキャラに一つ一つ物語を添えて、それぞれにスポットを当てて魅力を引き出したと思います。みんなお気に入りのキャラですね! |
BGM&歌:10/10 |
歌に関してもこの世界観にマッチしているsuaraさんの感動的なもので素晴らしいです。BGMもしっかり作られていたと思います。 |
演出&システム:10/10 |
戦闘時の演出はもちろん、それ以外でもよかったです。「二人の白皇」ではさらに演出が光っていたと思います。戦闘システムも完成されていて楽しかったです。 |
〜感想〜
名作うたわれるものが世に出て13年、新たなうたわれるものが生み出されました。自分がうたわれるものをプレイしたのは約9年前…あの時はこの世界観にほれ込み、最後のシーンでは感動から涙が止まりませんでした。
そして今作はボリュームとしては二つ合わせて約80時間という超大作で、登場キャラクター数や世界観の壮大さもトップクラスとなりました。勿論ストーリーも前述のとおり言うことのない素晴らしさだったと思います。いい意味で昔の名作たちのころの雰囲気にまた浸れることができて、本当にうれしかったです。これぞ私が求めていたエロゲ(エロゲじゃないですが)だ!という感じでした。AQUAPLUS様には感謝の気持ちしかありませんし、まだまだこれからも名作を生み出してくださることを期待したいと思います!
プレイしようか迷っている方、ぜひやってください!私は全力でお勧めしたいと思います!
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